2011.3.11 JR社宅で被災
2011年03月30日
忘れもしない3月11日、JR大井町社宅でチラシを撒いていたら、突然の横揺れに遭う。
最初は軽い地震かと思っていたら、奥さん連中が外に出てきて空を観ている。私も興味が湧きその方向を観たらものすごい煙り。そのうちに若いお父さんが携帯片手に怒鳴っている。その姿を観て初めて大変な事態だと感じて駅に向った。
しかし、電車は動いていない。仕方なく、イトーヨーカ堂のテレビが見れるフロアでしばらく厄介になる。すこし疲れたので椅子にすわること2時間くらい。なぜか羽毛布団を幾つか買うお客さんを眺めていたら・・・「惣菜は売れ切れました!。」「弁当類は売れ切れました。。」「夜9時には閉鎖します!。。。」と甲高いアナウンスがあり、重い腰をあげる。
街はあてどない永い列。先頭を観るとタクシー待ちらしい。諦めて東京方面に行けば何とかなるだろうと思い歩き始めるが、・・・
車はギュウギュウ詰めで人が車にぶつかりながら縦横に歩いている。方向感覚が保てないため、警察官の方に泊まれる宿を無理を承知で聞いてみた。
言われた方向に行くと。親切に教えてくれる優しい人々がいた。そんな中、あるおじさんDさんに遭う。
泊めてやるから待っていろと言われしばらく待つと、優しいおばさんSさんが登場。
数秒。人物検査があり、合格したかどうかの時、突然若い女性が私の横に座り込んだ。「そんなら一緒に来なさい。電車が動くまで居させてあげる。」と優しいSおばさん。。。
夜遅く、電車が動かない事が分かり、泊まらせて頂くことになるが、ベッドにパジャマ、歯ブラシ付きには驚いた。
他の方々は夜通し歩いている中、私だけ特別な世界にはまってしまい恐縮したが、世の中捨てたものではないことを知る。
感謝です。感謝。
この思い誰かに伝え、継承しなけらばならない。いい経験で終わらせたくない。
FPRE田村