物件を探すのではなく、住まう処を探す

2012年01月06日

言葉の遊びに近いから投稿するのを止めようかと思いましたが、やはり初めての土地探しや家探しの方には知っておいてほしいので投稿しました。

 

 よく物件がないかと聞かれることが有りますが、「この辺」とか「あの辺」とかという漠然とした内容が多いので、漠然と「無いな~」と答えざるを得ないことがあります。

 

 物件を探す前にしなければならないことがあります。

 

1、後にも先にも資金管理

 幾ら借入が出来るのかで無く、幾ら返せるのかでも無く。今現在の手持ち資金が幾らで、住宅関係費用が幾ら・・・を把握して、計画的な資金繰りをしてください。

 ギリギリの生活を想定した生活設計はお勧めしません。 

 また、親からの支援(資金+子供の面倒)と親への支援(老後+病気)⇒相互扶助も推奨いたします。

 

2、自分の生活(会社、学校、インフラ)にあった選択

 家は生活するための「棲み処」/道具なのです。人生の目標ではありません。それは賃貸でも戸建住宅でも同じです。大事なのは、今これからの生活スタイルに合った棲家を選びましょう。

 

3、タイミング

 どうせ住まうのであれば、家族で過ごす時間が多い方が良いかと思います。働き盛りの収入の多い時に買うのが一番。住宅ローンの完済時期を考えると、働いて返済するを基本に考えると退職予定年月から返済年数を差引くと購入年月が算出できます。 また、糖尿病予備軍や病気予備軍の方は早めの対応がよろしいかと思います。

 

4、どんな家にしたいのか基軸/コンセプト作り

 やみくもに物件探しをしていたら、同じようなチラシに眼が焼きつき半分ノイローゼになってしまいます。自分の目指す家はこうだという信念に近い基軸/コンセプトを持っていると下手な営業マンはたじたじです。

 

5、大きく観て絞り込み

 物件情報ばかりを見ていると眼が点になり正しい判断が出来ません。基軸/コンセプトを基に絞り込んでいくと良いのです。もしも迷ったら最初の段階のコンセプトに戻り、最初からやり直せばよいかと思います。

 

 簡単ですが、以上の観点から家つくりのお手伝いをしていきたいFPREです。